舌みがきの効果は？ スクレーパー注目

舌みがきが、注目されている。

舌にこびりついている、白いヤツがある。
あれはいったい何者だろう

垢？　苔？


舌の表面は、絨毯のようなヒダで覆われている。
このヒダのことを、糸状乳頭（しじょうにゅうとう）という。

糸状乳頭は、舌の真ん中と奥の方に密生している。
全部広げると、なんと畳8畳分の面積になるというが、まだ広げたことはない。

　　「　広げて確かめてくれ。　」
　　
遺言として残しておく。


絨毯の掃除をサボっていると、汚れがひどくなる。
毛の間に、汚れが入り込んでしまうのだ。

舌のヒダが、汚れやすいのも、同じ理屈らしい。
ヒダがこんまいために、汚れも付きやすい。

　　さて。

舌の表面に付いている「白いヤツ」は、いったい何ヤツか？
名前を、「舌苔」という。

これは歯の表面に付くプラーク（歯垢）と同じものだ。
舌にも、プラークが付く。これには驚いた。

舌苔プラークの成分は、なんだろうか？
実は、口臭の原因の大半はこの舌苔と言われる。

　食べ物の残渣物
　舌から剥がれた細胞
　口腔内の細菌
　細菌の代謝物

畳8畳分に舌苔がたくさん溜まってしまうのだから、
ほっといたら、悪臭を放つのは当然だろう

どうやら、口臭ケアには、舌苔ケアが欠かせないらしい。
舌苔を取るためのツールは、ドラッグストアでも販売されてる。

舌苔は、歯ブラシでこすって取っても良とれる。

しかし

舌苔ケア用に開発された、専用クリーナーの方が、効果的に除去できる
こうした、専用のスクレーパーもある。

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たいていの人は、歯を磨く習慣を身に着ける。
でも、舌を磨くひとはあまりいないだろう。

口の中の、菌を取り去るには、歯みがきだけでは足りないらしい。
そこで、舌ケアが注目されてきている。

舌をきれいすることで、口内の除菌がいっそう完璧になる。
それだけではない。

インフルエンザなど、風邪の予防にも効果があることが分かってきている。
一石二鳥どころか、３鳥４鳥が取れる可能性があるようだ。

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これは、テレビでも取り上げられている

「情報プレゼンター　とくダネ！ 感染”最速”なぜ?”舌みがき”予防の実力」

1月23日～29日の1週間でインフルエンザの患者は約173万人で、東京都が1999年から取り続けているデータの中では“最速”。最速の理由として「A香港型」が5年ぶりに流行していることと服薬・解熱後の対応の仕方が挙げられる。
インフルエンザの予防策として基本の手洗い・うがい・マスクの他に、今口腔ケアが注目されている。口腔ケアの方法として奥歯の裏、歯と歯の間を特に念入りに磨くのがポイント。また、舌みがきをするときは、歯ブラシは横にして奥から手前に動かし、歯磨き粉は使わないのがポイント。
今施設などで行われている口腔ケアでは、歯間ブラシでの歯磨き、舌ブラシでの舌みがき、マッサージによって唾液腺を刺激して唾液を出させるなどをする。高齢者は唾液の分泌が少なくなり、下の汚れが取れにくくなる。また、口の中が乾燥するとウイルスが繁殖しやすくなってしまうという。



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